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マーケティングで重要な“調査”
 
 
 
【事前調査と事後調査】
 
 
マーケティングで欠かせない“調査”。
 
 
調査を行なうことで、
失敗確率を下げ、成功確率を上げることができます。
 
 
調査を時間軸で大きく分けると、2種類です。
 
 
1つは、事前調査。
何かを始める前に行なう調査です。
 
 
もう1つは、事後調査。
何かを始めた後に行なう調査です。
 
 
ちなみに、テストマーケティングは、
事前調査と事後調査が重なる部分だと思っています。
 
 
「小さく試してみてから」という意味では事前調査ですし、
「実際にやってみたことを調べる」という意味では事後調査だからです。
 
 
この事前調査と事後調査、これを読んでいるあなたは、
どのように実行していますか??
 
 
もし、「いや、特に、これといって何もやっていない」
という状態なら、相当損しているはずです。
 
 

沢村一貴
 
 
 
 
 
【調査はムダ?】
 
 
結論から言いましょう。
 
 
調査はムダじゃありません。
 
 
たしかに、調査ですべては分かりません。
調査したからといって正確に分かるわけでもありません。
 
 
調査対象は人間です。
人間は「変化する生き物」です。
情報量の変化、思考の変化、感情の変化…などによって、回答が変わります。
 
 
ですから、完全に正確に把握しようとしても無理です。
 
 
ただし、それでも、調査はムダになりません。
 
 
理由は、以下の3点です。
 
 
1.調査過程で「何を知りたいのか」が明確化する
 
 
2.取り返しのつかない失敗を避けることができる
 
 
3.予想外の調査結果が出ることがある
 
 

沢村一貴
 
 

 
 
【マーケティングで重要な“調査”~メリット①~】
 
 
調査のメリット、1つ目は、
「調査過程で“何を知りたいのか”が明確化する」
という点です。
 
 
調査を始めると、イヤでも、
“何を知りたいのか”を明確化しなければなりません。
 
 
“何を知りたいのか”が分からなければ調べることもできないからです。
 
 
“何を知りたいのか”が明確化すると、
情報をキャッチするアンテナが鋭くなります。
 
 
すると、面白いことが起きます。
 
 
調査で分からなかったことでも、
思わぬ場面で分かったりするのです。
 
 
何気なくテレビを見ているときに、
タレントが「△△のときに○○できるものがあったいいですよね~」
と言っているのを聴いて、「あ、うちの新商品売れる!」と分かったりします。
 
 
このように、調査は、調査結果以外にも好影響を及ぼすため、
マーケティングで重視すべきことなのです。
 
 
調査結果はたいしたことなくても、
調査過程で得られる「知りたいことの明確化」が大きな結果に結びつきます。
 
 
調査メリット、その1。
あなどれません。
 
 
 
沢村一貴
 
 
 
 
【マーケティングで重要な“調査”~メリット②~】
 

調査のメリット、2つ目は、
「取り返しのつかない失敗を避けることができる」
という点です。
 
 
これについては、誤解をまねきそうなので、
慎重に説明します。
 
 
まず、私は、個人的に、
“取り返しのつかない失敗”は無いと思っています。
 
 
たしかに、人生には、
取り返しがつかないように見える失敗もあるかもしれません。
 
 
ただ、それは、“ように見える”だけで、
本当は、いくらでも取り返しがつくのが人生だと思います。
 
 
ただ、そういう前提がありながらも、
実際には、過去は記録や記憶として残ります。
 
 
「現在を変えることで過去も変わる」という事実もありますが、
それでも、強固な記録や強烈な記憶として負のイメージが刻まれると、
それを覆すのはカンタンではありません。
 
 
しかも、“取り返しがつく”と言っても、
“カンタンに取り返しがつく”という意味ではありません。
 
 
実際、元の状態に戻すことは、たいへん難しいことです。
 
 
ですから、そういう意味で、
取り返しがつかないように見える失敗はあると思います。
 
 
一般的には、“取り返しがつかないように見える失敗”を
“取り返しがつかない失敗”と表現するため、
この記事でも、“取り返しがつかない失敗”と表現します。
 
 
さて、ずいぶんと前置きが長くなりましたが、
ここから本題に入ります。
 
 
調査には、「取り返しのつかない失敗を避けることができる」
というメリットがあります。
 
 
これは、例えば、
 
 
・調査で、ニーズが全くないことに気づいた
 
 
・調査で、時代の流れに合っていないことに気づいた
 
 
・調査で、ターゲットが完全にずれていることに気づいた
 
 
…などといったようなことです。
 
 
もし、これらを知らずに事業を始めていたら…(続けていたら…)
と考えると、ゾッとします。
「損失を出すために実行する状態」になってしまいます。
 
 
上記例のようなことを把握できていれば、
適切な対策を打てます。
 
 
・調査で、ニーズが全くないことに気づいた → ニーズの創出
 
 
・調査で、時代の流れに合っていないことに気づいた → 開始タイミングの見直し
 
 
・調査で、ターゲットが完全にずれていることに気づいた → ターゲット移動
 
 
調査で致命傷を避ける。
これは、本当に重要なことです。
 
 
 
沢村一貴
 
 
 
【マーケティングで重要な“調査”~メリット③~】
 
 
調査のメリット、3つ目は、
「予想外の調査結果が出ることがある」という点です。
 

これには、メリット②も含まれます。
(メリット②は特に重要だったため、独立させて解説しました)
 
 
調査で予想外の結果が出ることは、多くあります。
…というより、「予想外の結果を求めて行なうのが調査」
といったほうが適切かもしれません。
 
 
それくらい、予想外の結果が出てきます。
 
 
例えば、
 
 
・おいしさが強みだと思っていたが、
 実は“見た目”が好評だった
 
 
・安さを売りにしようと思っていたが、
 「高いほうがいい」という声が多かった
 
 
・品質の高さをアピールしていたが、
 質より量と考えている人が多かった
 
 
予想外の結果が出ると、
その結果が正しいか間違っているかに関わらず、
客観的になれます。
 
 
客観的に考えられるようになると、
冷静に、成功確率を高めることができます。
 
 
思いこみだけで突っ走る場合とは比較になりません。
 
 
調査で分かる予想外の結果。
それが、事業の明暗を分けるポイントとなります。
 
 
 
沢村一貴