“損益分岐点分析”という用語を使うと、
難しそうに感じるかもしれませんが、
要は「儲けが出始めるポイントを知る」ということです。
すべての経費の合計額を、
売上高が超えたとき、儲けが出始めますよね。
その「儲けが出始めるポイント」を知ることができるのが、
損益分岐点分析なんです。
計算式は簡単。
損益分岐点売上高=固定費÷(1‐変動費率)
※変動費率…売上高に占める変動費の割合
※損益分岐点売上高…この売上高を超えたとき、儲けが出始める
※固定費と変動費の分類例は、過去の記事を参考にしてください。
この式の意味を解説することもできますが、
意味を知っても、最終的には暗記することになりますので、
初めから暗記して使いこなしたほうが早いです。
会社を経営されている方は、
自社の固定費と変動費率を上記の式に
当てはめてみてください。
簡単に、損益分岐点売上高を計算できます。
損益分岐点売上高を把握しておくと、
どのタイミングで儲け始めるか、高い精度で分かります。
沢村一貴
【売上予算の決め方】
売上予算、適当に決めていませんか?
適当に決めているなら、
上記で説明した損益分岐点分析を使ってください。
損益分岐点売上高を計算して、
損益分岐点売上高と、前期売上高を比較します。
そこで、前期売上高のほうが低ければ、
損益分岐点売上高を売上予算にします。
(儲けが出始めるポイントを超えていないのですから、
儲けが出始めるポイントを売上予算にするのが当然ですよね)
前期売上高は損益分岐点売上高を超えていた。
なのに、前期は赤字だった…ということがあります。
その場合、固定費と変動費の分類を見直します。
(固定費と変動費の分類が間違っていた場合、
損益分岐点売上高の計算も狂いますので、
損益分岐点売上高を超えているのに赤字…ということが起きます)
固定費と変動費の分類を正しくしてみると、
前期売上高は損益分岐点売上高以下だった…と分かったら、
売上予算は、損益分岐点売上高にします。
(儲けが出始めるポイントを超えていないのですから、
儲けが出始めるポイントを売上予算にするのが当然ですよね)
固定費と変動費の分類が正しいにも関わらず、
前期売上高が損益分岐点売上高より高い。
そして、前期は赤字…ということもあります。
その場合、値引きをしすぎていないか確認し、
値引きが多いようだったら、値引きを減らす努力をしましょう。
この場合は、値引きが問題ですので、
前期売上高が損益分岐点売上高を超えていても、
損益分岐点売上高を売上予算にします。
(売上が下がることになりますが、損益分岐点売上高を超えれば儲けが出ます。
値引きが負担となっている場合、売上を上げることより、
値引きを減らすことが重要課題ですので、そちらを優先します)
前期売上高が損益分岐点売上高を完全に超えていたら…?
ここから先は、各自お考えください。
沢村一貴